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骨粗鬆症、治療薬別の効果と安全性を検討

2023年1月18日  Annals of Internal Medicine

骨量減少または骨粗鬆症成人患者を対象に、治療法別の骨折予防効果をリビング・システマティックレビューとネットワークメタ解析で検討。無作為化比較試験34件、大規模(1000例以上)観察研究36件を組み入れた。 その結果、ビスホスホネート(BP)製剤およびデノスマブで閉経後骨粗鬆症女性の股関節骨折、臨床的および放射線学的椎体骨折ならびにその他の臨床的骨折が減少した[エビデンスの確実性(CoE):中ないし高]。BP製剤の36カ月以上の投与で非定型大腿骨骨折(AFF)および顎骨壊死(ONJ)のリスクが上昇したが、絶対リスクは低かった。 アバロパラチドおよびテリパラチドは有害事象による離脱や中止(WAE)のリスクが高かった(CoE:中ないし高)。ラロキシフェンおよびバゼドキシフェンは36カ月以上の投与で放射線学椎体骨折が減少したが、臨床的骨折の減少は見られなかった(CoE:低ないし中)。骨折リスクが非常に高い高齢女性患者では、BP製剤よりアバロパラチド、テリパラチド、ロモソズマブ後のアレンドロン酸の方が17-24カ月後の臨床的骨折減少効果が高い。BP製剤で、骨量が減少した高齢女性の臨床的骨折(Co...