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泌尿器科医の燃え尽き報告率に男女格差

2023年1月19日  The Journal of Urology

男女泌尿器科医を対象とした米国泌尿器学会(AUA)年次調査による過去5年間の関連データを用いて、燃え尽き症候群に影響を及ぼす要素を検討した。 その結果、燃え尽き症候群の報告率は2016年が36.2%、2021年では36.7%だった。男性医師では36.3%から35.2%に低下したが、女性医師では35.3%から49.2%に上昇した。増加率が最も大きかった年齢層は45歳未満で(37.9%から44.8%)、次に45-54歳だった(43.4%から44.6%)。燃え尽き症候群への新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を尋ねたところ、54%が影響を感じていなかった。燃え尽きに限らず、男性の25.0%、女性の4.6%が仕事と個人的責任との間に葛藤がなく、男性の25.7%、女性の44.7%が葛藤の解決策として仕事を優先したか解決できなかったと回答した。ワークライフバランスに不満があると回答したのは、それぞれ22.5%、37.1%、私生活や家族との時間が不十分と回答したのは33.6%、57.5%だった。...