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肥満外科手術で胃・食道がんリスク低下

2023年1月21日  JAMA Surgery

フランスで、肥満外科手術後の食道がんおよび胃がんの発生率かを全国退院データベースを用いたコホート研究で検討。肥満外科手術を受けた重度肥満患者30万3709例(女性80.9%、平均40.2歳、手術群)と手術を受けていない60万5140例(対照群)を比較した。主要評価項目は、胃・食道がん発生率とした。 その結果、平均追跡期間は対照群5.62年、手術群6.06年だった。337例(手術群83例、対照群254例)が食道胃がんを発症した。胃・食道がん発生率は対照群が10万人当たり年間6.9、手術群が4.9で、発生率比は1.42(95%CI 1.11-1.82、P=0.005)だった。手術群の胃・食道がん発生率のハザード比は0.76(95%CI 0.59-0.98、P=0.03)、全死因死亡率のハザード比は0.60(同0.56-0.64、P<0.001)だった。...