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群発頭痛、臨床像や背景因子の男女差を特定

2023年1月22日  専門誌ピックアップ

2014-20年のスウェーデンの医療記録で特定した群発頭痛症候群患者874例(男性66%、女性34%)を対象に、質問票を用いて臨床像や背景因子などの性差を検討した。 その結果、女性では男性に比べて慢性群発頭痛サブタイプの診断を受ける割合が高く(18% vs. 9%、P=0.0002)、発作の持続時間が長く(P=0.003)、予防薬の使用率が高く(60% vs. 48%、P=0.0005)、随伴症状として眼瞼下垂(61% vs. 47%、P=0.0002)と落ち着きのなさ(54% vs. 46%、P=0.02)を来しやすく、群発頭痛の家族歴がある割合が高く(15% vs. 7%、P=0.0002)、発作の概日リズム性の報告率が高かった(74% vs. 63%、P=0.002)。誘因としては、男性では飲酒が多く(54% vs. 48%、P=0.01)、女性では睡眠不足が多かった(31% vs. 20%、P=0.001)。...