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自然の多い地域居住で認知症やPDによる入院リスク低下

2023年1月23日  専門誌ピックアップ

65歳以上のメディケア受給者を対象に、自然環境とアルツハイマー病および関連認知症(ADRDコホート6166万2472例)またはパーキンソン病(PDコホート6167万3367例)による入院との関連をオープンコホート研究で検討した。 その結果、ADRDコホートで773万7609件、PDコホートで116万8940件の初回入院が確認された。潜在的交絡因子(メディケイド適格性および世帯収入など)で調整後、郵便番号単位での植生分布(正規化差植生指数:NDVI)にADRD入院と負の関連が示された[四分位範囲(IQR)増加当たりのハザード比0.95、95%CI 0.94-0.96]。公園面積および水域面積の割合とADRD入院との関連を示す根拠は認められなかった。NDVI(IQR増加当たりの同0.94、0.93-0.95)、公園面積の割合(IQR増加当たりの同0.97、0.97-0.98)および水域面積の割合(1.0%未満に対する1.0%以上の同0.97、0.96-0.98)にPD入院減少との関連が認められた。...