小児の精神科救急、再受診の関連因子を特定

米国の38の小児病院救急科（ED）データを用いて、メンタルヘルスによる30万8264件の受診（患者21万7865例）を対象に、ED再受診の関連因子をコホート研究で検討した。 その結果、初回受診後6カ月以内の再受診率は13.2％だった。ED受診の年増加率はメンタルヘルスによる受診8.0％に対し、その他の理由では1.5％だった。メンタルヘルスによるED再受診の関連因子に精神科的併存疾患、鎮静薬使用、公的保険加入、精神科入院病棟がある病院受診などがあった。再受診率は、精神疾患（ハザード比1.42、95％CI 1.29-1.57）、秩序破壊的または衝動制御障害（同1.36、1.30-1.42）、神経発達障害（同1.22、1.14-1.30）の患者が高く、物質使用障害患者は低かった（同0.60、0.55-0.66）。...