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コロナ罹患妊婦、ワクチン接種で妊娠合併症や死亡のリスク低下

2023年1月25日  Lancet

新型コロナウイルス(COVID-19)オミクロン株(B.1.1.529)流行期にCOVID-19に罹患した妊婦の妊娠転帰とワクチンの有効性を18カ国41施設の大規模国際共同前向き観察研究で検討(INTERCOVID-2022研究)。 2021年11月27日から2022年6月30日までに、COVID-19の診断を受けた女性1545例(33%、妊娠中央値36.7週)とCOVID-19の診断がなく人口統計学的因子がほぼ同じ女性3073例(67%)を対象とした。主要評価項目は、妊娠罹病率と死亡率指数(MMMI)、重度新生児合併症指数(SNMI)、重度周産期罹病率および死亡率指数(SPMMI)とした。 その結果、COVID-19女性は非COVID-19女性よりもMMMI(相対リスク1.16、95%CI 1.03-1.31)とSPMMI(同1.21、1.00-1.46)のリスクが高かった。ワクチン未接種のCOVID-19女性はMMMIリスクが高かった(同1.36、1.12-1.65)。重症COVID-19女性は、重度妊娠合併症(同2.51、1.84-3.43)、周産期合併症(同1.84、1.02-...