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MGDによるドライアイに新たな点眼薬が有望

2023年1月25日  Ophthalmology

マイボーム腺機能不全(MGD)に伴うドライアイ(DED)患者597例を対象に、NOV03(パーフルオロヘキシルオクタン)点眼薬の有効性および安全性を第III相無作為化試験で検討(GOBI試験)。主要評価項目は、8週時点の総角膜フルオレセイン染色(tCFS)スコアおよび目の乾燥スコア(視覚的アナログ尺度で0-100)の試験開始前からの変化量とした。 その結果、NOV03群は低張食塩水群に比べ、tCFSスコア(最小二乗平均差-0.97、95%CI -1.40--0.55、P<0.001)および目の乾燥スコア(同-7.6、-11.8--3.4、P<0.001)の改善度が有意に高かった。2週時点の目の乾燥スコア(同-4.7、-8.2--1.2)、tCFSスコア(同-0.6、-0.9--0.2)、8週時点の灼熱感/刺痛スコア(同-5.5、-9.5--1.6)、中心CFSスコア(同-0.2、-0.4--0.1)の改善度もNOV03群の方が有意に高かった(いずれもP<0.01)。ほとんどの眼有害事象は軽度で、重篤な眼有害事象は認められなかった。1例が眼刺激のためNOV03を中止した。...