食事からの硝酸塩摂取でAMD進行リスク低下
2023年1月27日
JAMA Ophthalmology
加齢性眼疾患研究AREDS試験およびAREDS2試験に参加した非後期加齢黄斑変性(AMD)患者7788例の1万3511眼(平均年齢71.1歳、女性56%)を対象に、食事性硝酸塩摂取とAMD進行リスクの関連をコホート研究で検討した。 両コホートの統合解析では、食事性硝酸塩摂取で後期AMDへの進行(摂取量の最低四分位群に対する最高四分位群のハザード比0.77、95%CI 0.69-0.86)、地図状萎縮(GA、同0.71、0.61-0.83)、滲出型AMD(nAMD、同0.85、0.73-0.99)のリスクが低下した。 AREDSコホートでは、硝酸塩摂取量増加で後期AMD(同0.77、0.65-0.91)およびGA(同0.80、0.65-0.97)のリスクが低下したが、nAMDとの関連は見られなかった。AREDS2コホートでは、硝酸塩摂取と後期AMD(同0.90、0.80-1.02)やnAMD(同0.93、0.78-1.11)に関連は見られなかった。地中海食パターンと食事性硝酸塩摂取に相関が認められた(r=0.52、P<0.001)。...
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