睡眠障害あるうつ病患者、他の精神疾患のリスク高い

抑うつエピソード（MDE）がある成人の睡眠に関する訴え（入眠困難、早朝覚醒、過眠）ろ精神疾患発症の関連を検討。米国で3年間（2期）にわたり実施した前向き調査National Epidemiologic Survey on Alcohol and Related Conditionsに参加したMDEがある成人を対象に、睡眠に関する訴えに続発する精神疾患を評価した。 3年間の精神疾患発症率は、気分変調症が2.9％、全般性不安障害が8.2％、パニック障害が3.4％、社会不安障害が4.0％、特定の恐怖症が3.0％、アルコール使用障害が8.1％、ニコチン依存が6.2％、大麻使用障害が2.7％、その他の薬物使用障害が4.9％だった。この患者には、入眠困難（67.6-76.4％）、早朝覚醒（43.3-55.6％）、過眠（51.3-72.1％）が多く見られた。...