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大腸内視鏡検査陰性から10年後の進行腫瘍リスクは低い

2023年1月30日  JAMA Internal Medicine

2013-19年にドイツの大腸内視鏡検診レジストリに報告されたデータを用いた横断研究で、検査陰性から10年以上経過後の進行大腸腫瘍(進行腺腫およびがん)有病率を検討。検査陰性から10年以上経過後に再度大腸内視鏡検査を受けた65歳以上の受診者12万298人と65歳以上の全大腸内視鏡検査受診者125万人を比較した。 その結果、大腸内視鏡検査陰性後10年後の進行大腸腫瘍有病率は女性が3.6%、男性が5.2%で、陰性後14年以上経過した受診者では女性が4.9%、男性が6.6%となった。これに対し、全大腸内視鏡検査受診者では女性7.1%、男性11.6%だった。検査陰性から10年以上経過後の性別および年齢別の進行大腸腫瘍有病率は、男性よりも女性の方が40%以上低く、高齢者よりも若年者の方が低かった。...