腰部脊椎管狭窄症(LSS)の手術を受けた患者126例を対象に、術後12カ月時点の6分間歩行距離(6MWD)の反応性と6MWDの臨床的に重要な最小変化量(MCID)の閾値を検討。MCID算出のアンカーにオスウェストリー障害指数(ODI)を用い、6MWDの内的および外的反応性を測定した。 その結果、各アンカーのODIスコアおよび6MWDは、術後に有意な改善が見られた。6MWDの変化にODIの変化との有意な相関が認められた(術後6カ月時点r=-0.45、12カ月時点r=-0.49)。ROC解析では、ODIアンカーを用いた6MWDの識別特性は良好で(術後6カ月時点0.72、12カ月時点0.78)、6MWDのカットオフ値は、術後6カ月時点が102.3m、12カ月時点が57.5mとなった。分布に基づくアプローチでは、6MWDの最小可検変化量(MDC)は95.7mだった。...
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