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コロナワクチンで小児の感染やMIS-Cのリスク低下

2023年2月1日  JAMA Pediatrics

5-11歳の小児に対する新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)mRNAワクチンの有効性と安全性を系統的レビューとメタ解析で評価。無作為化臨床試験2件と観察研究15件を解析対象とした[ワクチン接種小児1093万5541例(平均年齢範囲8.0-9.5歳)、ワクチン未接種小児263万5251例(同7.0-9.5歳)]。 その結果、mRNAワクチンを2回接種した場合、ワクチン未接種と比較して、症状の有無を問わないSARS-CoV-2感染(オッズ比0.47、95%CI 0.35-0.64)、症候性SARS-CoV-2感染(同0.53、0.41-0.70)、入院(同0.32、0.15-0.68)、小児多系統炎症性症候群(MIS-C、同0.05、0.02-0.10)のリスクが低下した。ワクチンを接種した小児のほとんどが初回接種後(86.3%)と2回目接種後(86.3%)に局所有害事象を経験した。ワクチン接種は、何らかの有害事象が発現するリスクがプラセボより高かった(オッズ比1.92、95%CI 1.26-2.91)。日常生活に支障を来す有害事象の発生率は8.8%(95%CI 5.4-14.2)、...