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MSI-H/dMMRがん、術前ペムブロリズマブの最良総合効果率86%

2023年2月1日  Journal of Clinical Oncology

切除不能または切除可能だがリスクが高い高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-H)またはミスマッチ修復機能欠損(dMMR)の局所固形腫瘍患者35例(大腸がん27例)を対象に、術前補助療法に用いるペムブロリズマブの有効性および安全性を第II相単施設試験で検討。主要評価項目は病理学的完全奏効率とした。17例では6カ月間のペムブロリズマブ投与後に切除術を施行者、10例では1年間のペムブロリズマブ投与後に経過観察を実施(切除術なし)、8例はペムブロリズマブ投与期間が1年未満で切除術も施行しなかった。 その結果、評価可能な33例での最良総合効果率は82%、手術施行例での病理学的完全奏効達成率は65%だった。試験経過および追跡期間中、6例に増悪を認め、うち4例に救済手術を施行した。新たな安全性シグナルは検出されなかった。...