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在胎34週未満の出生児、思春期の認知機能に障害

2023年2月4日  British Medical Journal

デンマークの全国規模のコホート研究で、出生時の在胎週数と思春期の認知機能との関連を検討。1986年1月1日から2003年12月31日までに出生し、同じ期間に出生した完全同胞が1人以上いる小児79万2724例を対象に、義務教育終了時(15-16歳)の書き言葉(デンマーク語)と数学の試験のスコアを評価した。思春期男児から成るサブコホートでは、徴兵時(主に18歳)の知能検査のスコアも評価した。 5.6%が在胎37週より前に出生していた。性別、出生体重などの交絡因子および同胞間で共通する家族因子を調整すると、在胎週数34週未満の児のみ、書き言葉(zスコアの差:在胎27週以下が-0.10)および数学(同:在胎32-33週が-0.05、28-31週が-0.13、27週以下が-0.23)の平均評定が40週の児より低かった。知能検査スコアがある兄弟のサブコホートでは、在胎週数40週の児と比較して、32-33週、28-31週、27週以下の児のIQがそれぞれ2.4点、3.8点、4.2点低かったが、34-39週の児ではIQの低下は1点未満だった。...