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局所進行大腸がん、術前化学療法で再発減

2023年2月6日  Journal of Clinical Oncology

局所進行大腸がんに対する術前化学療法(NAC)の有効性と安全性を国際共同無作為化比較試験で検討。患者をオキサリプラチンとフルオロピリミジン系薬併用療法を術前に6週間、術後に18週間実施するグループ(NAC群)と術後に24週間実施するグループ(対照群)に割り付けた。主要評価項目は、残存疾患または2年以内の再発とした。 その結果、NAC群699例の96%が治療を開始し、87%がNACを完遂した。全体でNAC群の98.1%と対照群354例の99.2%が手術を受けた。残存疾患または2年以内の再発は、NAC群の方が対照群より少なかった(16.9% vs. 21.5%、率比=0.72、95%CI 0.54-0.98、P=0.037)。NAC群の4.3%に迅速な手術を要する閉塞症状が発現したが、重篤な術後合併症はNAC群の方が対照群より少なかった。...