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脊椎手術の周術期合併症、服薬管理支援プログラムで減少

2023年2月8日  専門誌ピックアップ

2011-20年に待機的脊椎手術を施行した患者を対象に、病院が体系的に高リスク患者の抗血小板薬や抗凝固薬を中断する服薬管理支援プログラムによる周術期合併症の軽減効果を検討。プログラム導入前後に施行した手術(導入前7205例、導入後2527例)の周術期合併症(出血、心筋梗塞、脳卒中、肺塞栓症、深部静脈血栓症)発生率を比較した。 その結果、プログラム導入後は出血が少なかった(3.16% vs. 1.11%、P<0.001)。血栓性合併症の減少は有意ではなかったが臨床的に意義があると考えられた(心筋梗塞:0.12% vs. 0.00%、脳卒中:0.10% vs. 0.04%、肺塞栓症:0.33% vs. 0.28%、深部静脈血栓症:0.36% vs. 0.28%、P値:心筋梗塞P=0.08から肺塞栓症P=0.67まで)。...