ALL、HCT後のCMV再活性化で再発リスク低下(2023/4/10訂正)
初回の同種造血幹細胞移植(HCT)を受けた第1または第2寛解期の急性骨髄性白血病(AML)および急性リンパ芽球性白血病(ALL)患者を対象に、サイトメガロウイルス再活性化(CMVR)によるAML/ALL再発への影響を全国後ろ向き試験で検討。ランドマークとした65日時点で再発が見られなかったAML患者3793例、ALL患者2213例を解析対象とした。 多変量解析の結果、CMVRが起こると、AML患者群(ハザード比0.81、95%CI 0.69-0.95、P=0.009)、ALL患者群(同0.81、0.66-0.99、P=0.045)ともに再発率が低下した。CMVRの再発に対する防御効果は、急性移植片対宿主病(GVHD)とは無関係だった。事後サブグループ解析で、CMVRはNRMに影響を及ぼす一方で、効果修飾なしに軽度の抗白血病効果があることが示された。...
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