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非MRI対応ICD、MRI検査後も機能維持

2023年2月12日  Annals of Internal Medicine

米国の単一施設で、条件付きMRI対応ではない植込み型除細動器(ICD)がMRI後も不整脈に対するショック機能を維持しているかを前向きコホート研究で検討。条件付きMRI対応ではないICDが植え込まれた患者629例に、1.5テスラで813回MRI検査を実施した。不整脈の検出と治療、ジェネレータまたはリードの交換、有害事象、死亡などを評価した。 MRI検査からジェネレータまたはリード交換前に最も日付が近い聞き取りまでの中央値2.2年の追跡期間中、536例に不整脈が4177件検出され、97例でICDが作動した。61例(全体の10%)に自然発生した心室頻拍または細動事象130件がICDショックによって停止した。210例(全体の33%)が死亡したことが判明しており(MRIから死亡までの中央値1.7年)、3例はショック適応の心臓不整脈による死亡で、機器の機能不全を示す直接的な根拠は認められなかった。...