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小児睡眠呼吸障害、鼻腔内生食とモメタゾンの効果同等

2023年2月13日  JAMA Pediatrics

睡眠呼吸障害(SDB)の顕著な症状で専門医に紹介された3-12歳の小児276例を対象に、フランカルボン酸モメタゾンの鼻腔内投与の有効性を無作為化二重盲検プラセボ対照試験で検討(MIST試験)。主要評価項目は、SDBスコアを用いた親の報告による6週後の顕著なSDB症状の解消(例:米国小児科学会ガイドラインに基づき専門医への紹介を必要としない程度まで軽減)とした。 その結果、フランカルボン酸モメタゾン群の44%、生理食塩水群の41%に顕著なSDB症状の解消が認められた(リスク差4%、P=0.51、追跡不能26例の欠損値を多重代入法で補完)。主な有害作用として、フランカルボン酸モメタゾン群の9.7%、生理食塩水群の15%に鼻血、それぞれ9.7%、18%に鼻のかゆみまたは刺激が発生した。...