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中年期に頸動脈プラークあると高齢期の聴力低下?

2023年2月16日  専門誌ピックアップ

Atherosclerosis Risk in Communities(ARIC)研究の参加者3594例(女性59.7%、4回目受診時の平均年齢59.4歳)を対象に、中年期の頸動脈アテローム硬化と高齢期の難聴との関連を横断研究および時間的解析で検討。初回受診(1987-89年)から受診4回目(1994-96年)までの平均頸動脈内膜中膜厚(cIMT)および受診4回目の頸動脈プラークの有無と、受診6回目(2016-17年)の4周波平均純音聴力(PTA)との関連を評価した。 その結果、年齢、性別、人種、施設、教育水準、BMI、喫煙状況、高血圧、コレステロール値、糖尿病および職業性騒音曝露を調整した完全調整モデルで、平均cIMT 0.1mm増加当たりPTAが0.59dB(95%CI 0.17-1.02dB)増加した。頸動脈プラークがない参加者との比較で、プラークがあるとPTAが0.63dB(同-0.57-1.84dB)高かった。...