Childhood Cancer Survivor Studyの結果を用いて、小児がんを経験した若年成人の孤独感の有病率および孤独感がその後の健康に及ぼす影響を検討。小児がん経験者9664例(診断時の年齢中央値10.5歳、研究開始時の年齢中央値27.1歳)および同胞2221例を対象とした。追跡開始時と追跡時(追跡期間中央値は6.6年)に、Brief Symptom Inventory-18を用いて孤独感を評価した。 その結果、小児がん経験者は、研究開始時と追跡調査時に孤独感を報告する可能性(有病率比2.2、95%CI 1.7-3.0)と追跡調査時のみに孤独感を報告する可能性(同1.4、1.1-1.7)ともに同胞より高かった。研究開始時と追跡調査時に孤独感があると、追跡調査時に不安(相対リスク 9.8、95%CI 7.5-12.7)、うつ(同17.9、14.1-22.7)および現在の喫煙(オッズ比1.7、95%CI 1.3-2.3)のリスクが高かった。追跡調査時にのみ孤独感があると、自殺念慮(相対リスク1.5、95%CI 1.1-2.1)、大量または危険な飲酒(同1.3、1.1-1.5)...
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