幼児の外遊びで長時間スクリーンタイムの影響が緩和
2023年2月17日
JAMA Pediatrics
浜松母と子の出生コホート研究(HBC研究)に参加する幼児885例を対象に、2歳時の長時間のスクリーンタイム(1日1時間超)と4歳時の神経発達転帰との関連および外遊びによるこの関連の媒介を検討。Vineland適応行動尺度第2版を用いてコミュニケーション、日常生活スキル、社会性のスコアを測定した。2歳8カ月での外遊びの頻度を媒介因子とし、週6-7日を頻繁な外遊びとした。 その結果、因果媒介分析で、長時間のスクリーンタイムでコミュニケーションのスコアが低下したが(非標準化係数b=-2.32、95%CI -4.03--0.60)、外遊びの頻度はこの関連を媒介しなかった。長時間のスクリーンタイムで日常生活スキルのスコアが低下し(同b=-1.76、-3.21--0.31)、外遊びの頻度がこの関連の18%を媒介していた。外遊びの頻度に社会性との関連が見られたが(同b=2.73、1.06-4.39)、長時間のスクリーンタイムとの関連が見られなかった(同b=-1.34、-3.05-0.36)。...
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