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前立腺がんの局所IRE、広範囲IREと腫瘍学的転帰に差なし

2023年2月19日  JAMA Surgery

低リスクないし中間リスクの限局性前立腺がん男性患者101例を対象に、不可逆電気穿孔法(IRE)を用いた局所アブレーションと広範囲アブレーションの腫瘍学的転帰を無作為化臨床試験で比較。6カ月後のテンプレートを用いた経会陰的前立腺生検で、臨床的に重要な前立腺がん(国際泌尿器病理学会グレード2以上)の有無を評価した。 その結果、局所アブレーション群の18.8%、広範囲アブレーション群の13.2%に臨床的に重要な前立腺がんが検出され、、両群間に有意差はなかった。局所アブレーション群で治療部位外に陽性コアが認められた割合が35.4%、治療部位に陽性コアが認められた割合が6.3%、治療部位と治療部位外いずれにも陽性コアが認められた割合が10.4%で、広範囲アブレーション群ではそれぞれ18.9%、17.0%、3.8%だった。治療部位に臨床的に重要ながんが認められた割合は、局所アブレーション群が10.4%、広範囲アブレーション群が9.4%だった。...