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神経内分泌がん2次治療、ベバシズマブ併用で生存改善せず

2023年2月21日  The Lancet Oncology

第1選択のプラチナ製剤とエトポシドの併用化学療法で治療中または治療後に進行した局所進行または転移性の膵・消化管神経内分泌がん患者および原発不明神経内分泌がん患者133例を対象に、FOLFIRI(イリノテカン、ホリナートカルシウムまたはレボホリナート、フルオロウラシル)+ベバシズマブ併用とFOLFIRI単独の有効性を無作為化非比較非盲検第II相試験で検討した(PRODIGE 41-BEVANEC試験)。 FOLFIRIを1サイクル以上投与した修正intention-to-treat集団(126例)で解析した結果、6カ月総生存率はFOLFIRI+ベバシズマブ群が53%、FOLFIRI群が60%だった。5%以上に発生したグレード3-4の有害事象は、FOLFIRI+ベバシズマブ群では好中球減少症(14%)、下痢(10%)、無力症(8%)、FOLFIRI群では好中球減少症(10%)だった。FOLFIRI+ベバシズマブ群の1例に治療に起因する死亡(虚血性脳卒中)が発生した。...