1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 先天性真珠腫、内視鏡下耳科手術の転帰良好

先天性真珠腫、内視鏡下耳科手術の転帰良好

2023年2月22日  専門誌ピックアップ

韓国の9施設で経外耳道的内視鏡下耳科手術(TEES)を受けた内耳または乳突洞の先天性真珠腫(CC)小児患者271例(平均年齢3.5歳、男児71.6%)を対象に、転帰および再発の危険因子をコホート研究で検討。最短追跡期間は6カ月だった。 対象患児のPotsic分類による進展度は、ステージIが70.1%、ステージIIが7.7%、ステージIIIが21.0%、ステージIVが1.1%だった。真珠腫残存率は全体が13.3%、PotsicステージI群が7.9%、ステージII群が14.3%、ステージIII群が31.6%だった。Cox比例ハザード回帰モデルによる多変量解析の結果、ツチ骨への伸展(ハザード比2.257、95%CI 1.074-4.743)および後上方型(同3.078、1.540-6.151)に再発との関連が認められた。難聴の有病率は24.4%で、TEES後に17.7%に低下した。...