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閉経移行期の身体組成変化が骨密度に影響か

2023年2月24日  専門誌ピックアップ

Study of Women's Health Across the Nation(SWAN試験)の参加者539例を対象に、閉経移行期(MT:最終月経の前後2年間)の身体組成の変化とMT終了時の骨密度(BMD)およびMT後の骨折との関連を検討した。 その結果、共変量で調整後、除脂肪量減少1標準偏差(SD)(6.9%)当たりMT終了時の大腿骨頸部のBMDが0.010g/cm2低下し(P<0.0001)、体脂肪量増加1SD(19.9%)当たり大腿骨頸部および腰椎のBMDがそれぞれ0.026g/cm2上昇した(P=0.009およびP=0.03)。MT後の骨折ハザードが除脂肪量減少1SD当たり63%上昇し(P=0.001)、体脂肪量増加1SD当たり28%上昇した(P=0.05)。この関連は、BMDで調整後も本質的な変化は見られなかった。...