2013-20年のIRISレジストリに登録されたグレーブス病患者8万7923例(年齢中央値59歳、女性81%)を対象に、喫煙状況と甲状腺眼症(TED)に対する外科的介入との関連を後ろ向きコホート研究で検討。主要評価項目は、眼窩減圧、斜視、眼瞼下垂の3段階に分けたTED手術施行の5年累積確率とした。 その結果、眼窩減圧の5年累積確率のカプランマイヤー推定値は現在喫煙者群が3.7%、喫煙未経験者群が1.9%、斜視手術では4.6%、2.2%、眼瞼後退では4.1%、2.6%と現在喫煙者群の方が高かった(いずれもP<0.001)。人口統計学的因子で調整した多変量Cox回帰解析で、現在喫煙者群は喫煙未経験者群に比べ眼窩減圧(ハザード比2.1、95%CI 1.8-2.4、P<0.001)、斜視(同2.0、1.8-2.3、P<0.001)および眼瞼後退(同1.7、1.5-1.9、P<0.001)のリスクが高かった。喫煙経験者群でもそれぞれのTED手術リスクが高かったが、現在喫煙者群よりは低かった。...
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