1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 再発または難治性多発性骨髄腫、ide-celでPFS改善

再発または難治性多発性骨髄腫、ide-celでPFS改善

2023年2月24日  New England Journal of Medicine

2-4回の治療歴(免疫調節薬、プロテアソーム阻害薬、ダラツムマブ含む)がある再発・難治性多発性骨髄腫成人患者386例を対象に、キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法idecabtagene vicleucel(ide-cel)の有効性と安全性を国際共同非盲検第III相試験で検討。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)とした。追跡期間中央値は18.6カ月だった。 その結果、PFS中央値はide-cel群(254例)が13.3カ月、標準レジメン群(132例)が4.4カ月だった(病勢進行または死亡のハザード比0.49、95%CI 0.38-0.65、P<0.001)。ide-cel群の71%、標準レジメン群の42%が奏効を得た(P<0.001、うち完全奏効39% vs. 5%)。ide-cel群の93%、標準レジメン群の75%にグレード3または4の有害事象が発現した。ide-celを投与した225例のうち88%にサイトカイン放出症候群(グレード3以上5%)が生じた。...