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COPDスクリーニングツール、感度が低く特異度が高い

2023年2月25日  Journal of the American Medical Association

米国のプライマリケアで、臨床的に重大な慢性閉塞性肺疾患(COPD)があるが診断を受けていない患者を特定するためのスクリーニングツール、CAPTUREの性能(感度、特異度)を横断的研究で評価。COPD診断歴のない45-80歳の患者4325例(女性63.0%、平均年齢61.6歳)を対象とした。 (1)CAPTURE質問票スコアが5-6、(2)質問票スコアが2-4かつ最大呼気流量が女性250L/分未満、男性350L/分未満をスクリーニング検査陽性と定義した。スパイロメトリーによるCOPDの診断に加えて、FEV1予測値が60%未満または自己報告による過去12カ月以内の急性呼吸器疾患歴がある場合を臨床的に重大なCOPDと定義した。 対象患者の44.6%に喫煙歴、18.3%に喘息診断歴または呼吸器疾患に対する吸入剤使用歴があり、13.2%は現喫煙者で、10.0%は心血管併存症が1つ以上あった。臨床的に重大なCOPDがある未診断患者110例(2.5%)のうち、53例がスクリーニング結果が陽性で、CAPTUREの感度は48.2%(95%CI 38.6-57.9)、特異度は88.6%(同87.6-89....