米の臓器調達機関、実績に大きなばらつき

米国の2つの臓器調達機関（Organ Procurement Organization、OPO）の管轄エリアにある病院13施設を対象とした後ろ向き横断研究で、真のドナー患者数を推定し、および臓器斡旋プロセスの非効率的な部分を特定した。 2017-18年のデータの解析の結果、実際に臓器を摘出したドナー数が242例だったのに対し、医療記録レビューに基づく潜在的ドナー数はその3.85倍となる931例と推定された。潜在的ドナーから実際のドナーになった死亡者の割合は病院間で0％から51.0％と大きなばらつきが見られた。OPOごとの潜在的ドナーからの臓器摘出率は18.8％と48.2％だった。...