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インフルエンザの家庭内感染、コロナ流行前より増加

2023年2月27日  Journal of the American Medical Association

米国の5つの州で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行前後のインフルエンザAウイルスの家庭内感染リスクを前向き研究で比較。主要評価項目は、2021-22年シーズンの家庭内接触者でのインフルエンザA(H3N2)ウイルス感染をCOVID-19流行前と比較する相対リスクとした。 その結果、COVID-19流行前の初発症例152例(年齢中央値13歳、黒人3.9%、女性52.0%)と家庭内接触者353例(同33歳、2.8%、54.1%)、2021-22年シーズンの初発症例84例(同10歳、13.1%、52.4%)と家庭内接触者186例(同28.5歳、14.0%、63.4%)を解析に組み入れた。COVID-19流行前は家庭内接触者の20.1%、2021-22年シーズンは家庭内接触者の50.0%がインフルエンザA(H3N2)ウイルスに感染していた。COVID-19流行前との比較で、2021-22年シーズンのA(H3N2)ウイルス感染の調整後相対リスクは2.31(95%CI 1.86-2.86)だった。...