新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染によるその後の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患予防効果を系統的レビューとメタ解析で評価。2022年9月30日までに19カ国から発表された後ろ向きコホート研究、前向きコホート研究および検査陰性症例対照研究計65件を解析対象とした。 その結果、感染歴および症候性疾患による再感染予防効果は、オミクロンBA.1株再感染に対しては45.3%、オミクロンBA.1株感染による症候性疾患に対しては44.0%だった。重症化(入院および死亡)に対する平均有効性は、どの変異株でも78%以上だった。 オミクロン以前の株(祖先株、アルファ、ベータおよびデルタ変異株)の再感染の予防に対する効果は、感染から40週後で78.6%だったが、オミクロンBA.1株の再感染に対しては40週後で推定36.1%だった。重症化予防効果はいずれの変異株でも高く、オミクロン以前の株では90.2%、オミクロンBA.1株では88.9%だった。...
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