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SGLT2阻害薬、DPP-4阻害薬よりCVリスク低下大きい

2023年3月1日  JAMA Internal Medicine

2型糖尿病成人患者14万4614例を対象に、ナトリウム・グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害薬のジペプチジルペプチダーゼ4(DPP-4)阻害薬と比較した心血管リスクに対する便益と安全性を比較。主要評価項目は、心筋梗塞、脳卒中または全死因死亡(修正MACE)と心不全による入院の複合とした。 平均8カ月の追跡の結果、DPP-4阻害薬と比べると、SGLT2阻害薬で修正MACE(ハザード比0.85、95%CI 0.75-0.95、率差-3.02)および心不全による入院(同0.46、0.35-0.57、率差-4.37)のリスクが低下し、HbA1c値による治療効果の異質性は認められなかった。SGLT2阻害薬はDPP-4阻害薬に比べて、性器感染症および糖尿病性ケトアシドーシスのリスクが高く、急性腎障害のリスクが低かった。...