妊娠高血圧腎症予防のアスピリン、28週で中止が非劣性

妊娠第1期の検査で妊娠高血圧腎症（PE）のリスクが高かったが妊娠24-28週時点のsFlt-1/PlGF比が正常（38以下）だった妊婦を対象に、アスピリン中止がPE発症に及ぼす影響を多施設共同非盲検無作為化第III相非劣性試験で検討した。参加した妊婦を介入群（妊娠24-28週でアスピリン中止）と対照群（妊娠36週までアスピリン継続）に割り付け、早期PEの発生率を比較した。 解析対象とした936例の平均年齢は32.4歳で、93％が白人だった。早期PEの発生率は介入群が1.48％、対照群が1.73％（絶対差－0.25％、95％CI －1.86-1.36％）で、非劣性が示された。...