19カ国の臨床データから特定したCD4細胞数が少ないヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者382例(年齢中央値35歳)を対象に、エムポックス(mpox:サル痘)の臨床的特徴を調査した。 その結果、349例(91%)にエムポックスの併発が認められた。全体の107例(28%)が入院し、そのうち27例(25%)が死亡した。全死亡例のCD4細胞数が200/mm3未満だった。CD4細胞数が100/mm3未満の患者では300/mm3超と比べ、壊死性皮膚病変(54% vs. 7%)、結節を伴うケースも含めた肺病変(29% vs. 0%)、二次感染や敗血症(44% vs. 9%)などの重度合併症発生率が高かった。抗レトロウイルス療法(ART)を開始または再開した85例のうち21例(25%)でエムポックスに関連する免疫再構築炎症症候群が疑われ、そのうち12例(57%)が死亡した。382例中62例(16%)にtecovirimat、7例(2%)にcidofovirまたはbrincidofovirが投与された。3例にtecovirimat耐性が確認された。...
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