10代での飲酒開始で20歳時の飲酒量が増加
2023年3月8日
JAMA Pediatrics
米国の2018 12th grade Monitoring the Future studyおよびYoung Adult Daily Life Studyに参加して調査に回答した451人(男性62.0%)のデータを用いて、思春期での高強度飲酒(連続で10杯以上)開始が若年成人期でのアルコール使用に及ぼす影響をコホート研究で検討。飲酒開始年齢、初回ビンジ飲酒(5杯以上)および高強度飲酒を経験した年齢を調査し、20歳時点での1週間のアルコール摂取量、高強度飲酒頻度およびアルコール使用障害特定テスト(AUDIT)スコアとの関連を評価した。 その結果、平均して、飲酒、初回ビンジ飲酒、高強度飲酒はハイスクール時代に開始していた。11年生までに高強度飲酒を開始するとそれ以降に開始した場合と比べて、20歳時点での週当たりの平均アルコール摂取量が増加し(調整後発生率比1.40、95%CI 1.10-1.79)、高強度飲酒頻度(同2.01、1.25-3.22)、AUDITスコア(調整後オッズ比1.17、95%CI 1.02-1.34)が高かった。...
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