米国の後ろ向きコホート研究で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン接種後のギラン・バレー症候群(GBS)リスクを評価。ワクチン有害事象報告システム(VAERS)を用いて、Ad26.COV2.S(ヤンセン社)、BNT162b2(ファイザー社/ビオンテック社)またはmRNA-1273(モデルナ社)を接種後、21日と42日以内に報告された事象を比較した。 その結果、4億8765万1785回分のワクチンが接種されていた(Ad26.COV2.S 3.7%、BNT162b2 54.7%、mRNA1273 41.6%)。295例(男性57.3%、年齢中央値59.0歳)がワクチン接種後にGBSを報告し、275例(93.2%)が入院した。209件が接種後21日以内、253件が42日以内に発生していた。 接種後21日以内の100万回接種当たりのGBS報告率は、Ad26.COV.2が3.29、BNT162b2が0.29、mRNA-1273が0.35、接種後42日以内の報告率はそれぞれ4.07、0.34、0.44だった。Ad26.COV2.S接種21日後のGBS発生率がBNT162b2(報告率...
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