日本の研修医、コロナ患者の対応経験は

日本の教育病院583施設の1年目（PGY-1）または2年目（PGY-2）の研修医5976人（うちPGY-1 50.9％）を対象に、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）患者への対応と研修医の精神的健康状態の関連を全国横断研究で検討。研修医を対へ応経験に基づき3群に分類し（なし、1-10例、11例以上）、Patient Health QuestionnaireおよびMini-Z 2.0で精神的健康状態を評価した。 その結果、2020年度の時点で、研修医の47.0％にCOVID-19患者の対応経験がなく、11例以上に対応した研修医は7.9％だった。燃え尽き症候群の有病率は21.4％だった。多変量ポアソン一般化線形を用いた解析の結果、対応したCOVID-19患者数と燃え尽き症候群に正の関連が認められ（有病率比1.25、95％CI 1.02-1.53）、個人用保護具の不足は燃え尽き症候群の主要な因子として特定された（同1.60、1.36-1.88）。...