黒色腫、術前＋術後のペムブロリズマブで転帰改善

切除可能な病期III-IV期の悪性黒色腫患者を対象に、ペムブロリズマブの術前および術後投与と術後投与単独の無事象生存に対する効果を第II相試験で比較。主要評価項目は、ITT集団での無事象生存とした。 その結果、追跡期間中央値14.7カ月時点で、術前・術後群（154例）の方が術後単独群（159例）よりも無事象生存期間が有意に長かった（log-rank検定によりP＝0.004）。ランドマーク解析で、2年時点の無事象生存率は術前術後補助療法群が72％、術後単独群が49％だった。治療中、術前・術後群の12％および術後単独群の14％にグレード3以上の治療関連有害事象が発現した。...