元チーフレジデントのプライマリケア医はPX評価高い

米国で、チーフレジデントだったプライマリケア医（PCP）の患者ケアをチーフレジデントではなかったPCPの患者ケアと比較。メディケア出来高払いのConsumer Assessment of Healthcare Providers and Systems（CAHPS）の標本（チーフレジデントだったPCPの患者4493例、チーフレジデントではなかったPCPの患者4万1278例）および出来高払い受給者の無作為20％標本のメディケア請求（それぞれ28万9728例、295万4120例）を対象とした。 その結果、チーフレジデントだったPCPの診療を受けた患者はチーフレジデントではなかったPCPの診療を受けた患者に比べて、患者経験価値（patient experience：PX）の評価が有意に高く（12項目PXの複合の調整差1.6ポイント、95％CI 0.4-2.8、効果量：医師レベルのパフォーマンス分布の0.30標準偏差、P＝0.01）、チーフの選考で重要視される医師固有のコミュニケーションスキルおよび対人関係スキルの評価が顕著に高かった。...