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AMLの同種HCTと地固め療法、生存に差見られず

2023年3月15日  JAMA Oncology

従来の導入療法後に初回完全寛解(CR)を得た18-60歳の中リスク急性骨髄性白血病(AML)患者143例を対象に、初回CR後の至適治療を非盲検第III相無作為化試験で検討。同種造血細胞移植(HCT)と高用量シタラビンによる地固め療法(再発した場合のみ救済療法としてHCT)を比較した。主要評価項目は総生存とした。 intention-to-treat解析の結果、2年生存確率はHCT群が74%、地固め療法群が84%(P=0.22)、2年無病生存率はそれぞれ69%、40%だった(P=0.001)。初回完全寛解期間中の同種HCTの2年累積再発率は20%だった(地固め療法58%、P<0.001)。2年非再発死亡率はHCT群が9%、地固め療法群が2%だった(P=0.005)。地固め療法後に再発した41例はいずれも同種HCTを受けていた。健康関連QOLに群間差はなかった。...