学校給食改善で児童生徒のBMIz低下

Environmental Influences on Child Health Outcomesプログラムに登録された5-18歳の1万4121例（男性51.3％、初回測定時の平均年齢8.8歳）のBMI測定値2万6205件を用いて、学校給食の栄養基準を強化した法令Healthy, Hunger-Free Kids Act of 2010（HHFKA）とBMIの関連をコホート研究で検討。主要評価項目は、HHFKA完全実施前期間（2005年1月-2016年8月）と完全実施後期間（2016年9月-2020年3月）の1年当たりBMIzスコア変化量とした。 その結果、施行前期間に比べ施行後期間に年間BMIzスコアの有意な低下が見られた（調整後差－0.041）。サブグループでの関連を検証する相互作用モデルで、同様の傾向が12-18歳群（同－0.045）および年間所得が低い世帯の児童生徒（同－0.038）でも認められた。...