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妊娠中の尿路・性器感染症で児の白血病リスク上昇

2023年3月16日  専門誌ピックアップ

デンマークで1978-2015年に生まれた子ども222万2797例(男児51.3%)を対象に、妊娠中の母親の感染と子供の白血病との関連を住民対象大規模コホート研究で評価。追跡期間は約2700万人年、主要評価項目は白血病とした その結果、妊娠中に感染症に罹患した母親から生まれた児は、感染がなかった母親の児と比較して、白血病のリスクが35%高かった(調整済ハザード比1.35、95%CI 1.04-1.77)。白血病リスクは、生殖器感染症で142%、尿路感染症で65%上昇し、ハザード比は2.24(95%CI 1.50-3.92)、1.65(同1.15-2.36)だった。気道、消化器またはその他の感染症との関連は観察されなかった。同胞分析も、コホート全体の分析と同等の推定値を示した。急性リンパ性白血病(ALL)と急性骨髄性白血病(AML)との関連のパターンは他の白血病と同様だった。...