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CKD+DM患者、SGLT2i使用で性器感染症リスク増加

2023年3月17日  専門誌ピックアップ

米国で日常診療を受けているステージ3-4慢性腎臓病(CKD)と2型糖尿病(DM)を併発した患者9万6128例を対象に、SGLT2阻害薬の安全性を住民対象コホート研究で検討。SGLT2iとグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1RA)の新規使用者で比較した。 傾向スコアでマッチさせた解析の結果、SGLT2阻害薬群はGLP-1RA群に比べ、非椎体骨折(調整後ハザード比1.30、95%CI 1.03-1.65;1000人年当たり発生率の差2.13)、下肢切断(同1.65、1.22-2.23;2.46)および性器感染症(同3.08、2.73-3.48;41.26)のリスクが高く、急性腎障害(AKI)のリスクが低かった(同0.93、0.87-0.99;-6.75)。糖尿病ケトアシドーシス(同1.07、0.74-1.54;0.29)、循環血液量減少(同0.99、0.86-1.14;0.20)、低血糖症(同1.08、0.92-1.26;1.46)および重度尿路感染症(同1.02、0.87-1.19;0.35)のリスクはほぼ同じだった。...