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ワクチン接種後の心筋炎/心膜炎、16-17歳男児に多い

2023年3月18日  JAMA Pediatrics

カナダ・オンタリオ州の住民対象コホート研究で、思春期児の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)mRNAワクチン接種後の心筋炎/心膜炎リスクを検討。2020年12月14日から2021年11月21日までにBNT162b2(ファイザー社)ワクチンを1回以上接種した12-17歳の小児を解析した。 その結果、州内の12-17歳児にBNT162b2が約165万回接種し、心筋炎/心膜炎発生が77件(平均15.0歳、男児81.8%)報告された。そのうち51例(66.2%)は接種2回目後に心筋炎/心膜炎を発症した。74例(96.1%)が救急外来の評価を受け、34例(44.2%)が入院した(入院院期間中央値1日)。74.0%が非ステロイド性抗炎症薬のみの治療を受け、11例(14.3%)は治療不要だった。接種2回目後の16-17歳の男児の発症率が最も高く(10万例当たり15.7例、95%CI 9.7-23.9)、特に接種間隔が短い(30日以下)場合に高かった(同21.3例、11.0-37.2)。...