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多面的介入で糖尿病患者のCVD治療改善

2023年3月18日  Journal of the American Medical Association

米国で、2型糖尿病とアテローム性心血管疾患(CVD)を合併している患者を対象に、多面的な予防的治療介入の効果をクラスター無作為化臨床試験で検討。43の循環器クリニックを介入群と通常治療群に割り付け、介入群のクリニックでは評価、教育、フィードバックから成る患者・医師への多面的な介入を実施した。主要評価項目は、登録後6-12カ月時点で科学的根拠に基づく3種類の推奨治療薬(高強度スタチン、ACE阻害薬またはARB、SGLT2阻害薬およびGLP-1RAまたはそのいずれか)をすべて処方された患者の割合とした。 登録した1049例(介入群459例、通常治療群590例)の年齢中央値は70歳で、32.2%が女性、16.5%が黒人、8.6%がヒスパニックだった。最終の追跡調査来院時点(おおむね12カ月後)で、介入群の患者は3種類の治療薬がいずれも処方されている割合が通常治療群よりも高く(37.9% vs. 14.5%)、差は23.4%(調整オッズ比4.38、95%CI 2.49-7.71、P<0.001)だった。3種類の治療薬それぞれの処方割合も高かった。...