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肺動脈性高血圧症、sotaterceptで運動許容量改善

2023年3月19日  New England Journal of Medicine

安定した基礎療法を受けている肺動脈性高血圧症(PAH)成人患者(WHO機能分類IIまたはIII)を対象に、sotaterceptの有効性と安全性を多施設共同二重盲検第III相試験で検討(STELLAR試験)。患者を無作為化によりsotatercept群(163例)とプラセボ群(160例)に割り付け、3週に1回皮下投与した。主要評価項目は、試験開始前から24週時点までの6分間歩行距離の変化量とした。 24週時点での6分間歩行距離の変化量の中央値は、sotatercept群が34.4m、プラセボ群が1.0mだった。sotatercept群とプラセボ群の変化量の差のHodges-Lehmann推定値は40.8m(95%CI 27.5-54.1、P<0.001)だった。sotatercept群の方がプラセボ群よりも頻度が高かった有害事象に、鼻出血、めまい、毛細血管拡張、ヘモグロビン値上昇、血小板減少、血圧上昇があった。...