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mCSPC、3剤併用は2剤併用より有効とは限らない

2023年3月20日  JAMA Oncology

転移性去勢感受性前立腺がん(mCSPC)に対する全身療法の有効性を無作為化試験10件の系統的レビューとメタ解析で比較。mCSPCの第1選択治療を評価した第III相無作為化臨床試験(患者計1万1043例、9つの治療群)を対象とした。 その結果、集団全体の最新のエビデンスから、ダロルタミド(DARO)+ドセタキセル(D)+アンドロゲン除去療法(ADT)(ハザード比0.68、95%CI 0.57-0.81)およびアビラテロン(AAP)+D+ADT(同0.75、0.59-0.95)の総生存(OS)がD+ADTより良好なことが示されたが、アンドロゲン経路阻害薬(API)2剤併用療法と比較するとこの関連は見られなかった。腫瘍量の多い症例で、AAP+D+ADTでD+ADTよりOSが改善したが(同0.72、0.55-0.95)、AAP+ADT、エンザルタミド(E)+ADTおよびアパルタミド(APA)+ADTとの比較ではOSの改善は見られなかった。腫瘍量の少ない症例では、AAP+D+ADTでAPA+ADT、AAP+ADT、E+ADTおよびD+ADTよりOSが改善しなかった。...