1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 分娩時のアジスロマイシンで児の敗血症予防できず

分娩時のアジスロマイシンで児の敗血症予防できず

2023年3月21日  Journal of the American Medical Association

西アフリカの2カ国で、分娩時の妊婦に対するアジスロマイシン経口投与により出生児の敗血症および死亡が減少するかを二重盲検プラセボ対照無作為化臨床試験で検討。妊婦1万1983例(年齢中央値、29.9歳)をアジスロマイシン群(2g)とプラセボ群に割り付けた。主要評価項目は、出生児の敗血症または死亡の複合とした。 その結果、出生児225例(生児出生1万1783例の1.9%)に主要評価項目の事象が発生した。児の死亡または敗血症の発生率は、アジスロマイシン群とプラセボ群で同程度だった(2.0% vs. 1.9%、リスク差0.09、95%CI -0. 39-0.57)。新生児死亡(同0.8% vs. 0.8%、0.04、-0.27-0.35)および新生児敗血症(同1.3% vs. 1.3%、0.02、-0.38-0.43)についてもほぼ同じ結果だった。...